結婚式で、花嫁さまが一番心躍らせる瞬間は、ウエディングドレスを身にまとった瞬間ではないでしょうか?
そのウエディングドレス選びのお手伝いをするのが、「ドレスコーディネーター」の仕事です。
ドレスコーディネーターは、ウエディングドレスだけではなく、ベールから手袋、アクセサリーやティアラなどの小物に至るまで、挙式や披露宴での衣装のトータルコーディネイトを行います。
そんな、ドレスコーディネーターに転職した私が、どのようにしてドレスコーディネーターになったのか、私の経験談をお教えしたいと思います。
ドレスコーディネーターの転職に一歩踏み出せない方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ドレスコーディネーターになるには
私の学歴は高校卒業、前職もブライダルとは全く関係のない仕事に就いていたのですが、幸せいっぱいの結婚式に携わり、笑顔で喜んでもらえる仕事がしたいと転職を考え始めました。
その中でも、ウェディングドレスへの憧れもあり、ドレスコーディネーターになりたい!と思うようになりました。
未経験でも大丈夫?学校に行く必要はあるの?
転職を考えた時に、ドレスコーディネーターになるには、未経験でも大丈夫なのか、学校に行って何か資格を取る必要があるのか気になりますよね?
私も、高卒で未経験からの転職を考えていたので、そこはとても気になりました。
調べてみると、ドレスコーディネーターの応募資格は、学歴不問で未経験者歓迎の企業が多く、特別な資格も必要ないことがわかりました。
ですので、学校に行かなくても、ドレスコーディネーターになることはできます。
実際、私も学校には行かず、入社後に実践しながら色々な知識を学びました。
しかし、ドレスや結婚式の幅広い知識や、お客様の希望を聞くためのコミュニケーション能力なども必要になるので、ブライダル全般の知識を専門学校で学ぶ道もあるようです。
働く場所ってどんなところ?
ドレスコーディネーターの働く場所は大きく分けて2つあります。
- ホテルや結婚式場の中にある衣装室
- 路面店のドレスショップ
です。
ホテルや結婚式場の中にある衣装室は、そこで結婚式を挙げるお客様だけを対象に衣装を案内します。
路面店のドレスショップは、提携している結婚式場もありますが、海外なども含め、さまざまな結婚式場で結婚式を挙げるお客様を対象に接客します。
どちらで働きたいか、最初にイメージしておくと転職先も選びやすくなると思います。
ドレスコーディネーターに転職した私の経験談
ドレスコーディネーターに、私がどのように転職したのか、経験談をご紹介したいと思います。
求人情報を集める
私の場合は、前職をすでに退職していましたので、ハローワークに通いながら、ドレスコーディネーターを募集している求人情報を集めました。
主な情報の集め先は
- ハローワークの求人情報
- 求人サイト
- 結婚情報誌
です。
ハローワークや求人サイトで情報を集める方は多いと思いますが、私がお勧めする方法は、結婚情報誌をチェックすることです。
私は結婚情報誌に載っている、ドレスショップが一覧になっているページをチェックして、店舗の装飾やドレスの雰囲気が素敵だなと感じたら、そのショップの求人情報がないか企業のホームページで確認しました。
求人サイトやハローワークでは募集していない企業でも、ホームページで募集しているところもあるので、気になるドレスショップがあればそのショップのホームページをぜひ確認してみて下さい。
また、私は気に入ったドレスショップのカタログを何店舗か取り寄せてみたりもしました。
このドレスショップにはどんなドレスがあるのか、自分ならどんなドレスを紹介したいか、などイメージができ、自分に合いそうなショップを探す目安にもなりました。
「このドレスショップで働いてみたい!」と、具体的に思ったら、ホームページで募集がないか確認してみて、カタログも取り寄せてみて下さい。
最終的に私も、結婚情報誌で見つけたドレスショップの、企業のホームページから直接応募し、後日メールが届き、履歴書と志望動機の作文800字以内のものを送るように言われました。
履歴書と志望動機の作文を書く
履歴書は、1枚コピーをとっておき、まずコピーしたものに書いて見本を作っておいてから、本番用の履歴書に、間違えないように一文字一文字丁寧に、綺麗な字で書くことを心がけました。
志望動機の作文は、
- なぜドレスコーディネーターになりたいと思ったか
- 数あるドレスショップの中からどうしてここを選んだか
- ドレスコーディネーターの仕事に生かせると思った自分の強み
- 将来どんなドレスコーディネーターになりたいか
ということをまとめて書きました。
また、当時ハローワークに通っていたので、相談員の方に作文を添削していただき、修正点やアドバイスをいただいてから、履歴書と一緒にドレスショップに送りました。
経験豊富なハローワークの相談員の方に作文を添削していただけたことは、たくさんの気づきがあり、とても参考になりましたし、なにより、自信をもって提出することができました。
もし、志望動機などの作文があるときには、信頼できる方に添削していただき、アドバイスをもらうとよいと思います。
企業で扱っているドレスのリサーチをする
面接を受ける前に必ずやっておいたほうがよいのが、その企業で扱っているドレスのリサーチです。
主なリサーチ先は、
- 企業のホームページ
- 企業が出しているカタログ
- 結婚情報誌
です。
ドレスのコンセプトやデザインなどをあらかじめリサーチしておくことで、面接でドレスのことを聞かれても落ち着いて答えられるように準備するためです。
私は、自分ならどんなドレスを着たいか、そのドレスの魅力はどんなところかなど、いくつか考えておきました。
また、友達にお勧めしたいドレスを勝手に考えて、お勧めする理由も言えるように練習したりもしました。
面接を受ける
後日、「面接したいのでショップに来てください」と電話で連絡をいただき、面接を受けることになりました。
私が面接で意識したことは、
- 清潔感のある髪型や服装
- 明るくはきはきした受け答え
- あまり緊張しすぎない
ということです。
面接して下さった方は、とても品のある、笑顔も素敵な店長さんでした。
ここで働くには、ドレスショップの店員にふさわしい身なりや振る舞いができないといけないんだ…と少し身の引き締まる思いがしたのを今でも覚えています。
私の場合は、志望動機などは作文ですでに提出していたためか、あまり聞かれず、仕事内容の説明や入社してからの話がほとんどでした。
ドレスコーディネーターの仕事については、自分でも調べて理解していたつもりでしたが、面接でお話を伺って改めて、厳しい現実とやりがいの両方を感じました。
そして、2、3日後にお電話を頂いて、無事採用になり、ドレスコーディネーターになるためのスタートラインにようやく立つことができました。
ハローワークに通い、求人情報を集め始めてから無事採用され働き始めるまでの期間は、約3ヶ月ほどかかりました。
★ドレスコーディネーターに転職を考えているあなたに、私の経験から、面接の前に確認しておいたほうがよい3つのことをご紹介しています。
こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!
まとめ
ドレスコーディネーターの求人は比較的多く、学歴や経験、特別な資格がなくても、熱意とやる気さえ認めてもらえれば、積極的に採用してもらえる可能性が高いと感じました。
ドレスの知識や仕事内容は、入社後にしっかり研修期間もあるので、そこで実践しながら学んでいけます。
ドレスコーディネーターというと、なんだか敷居が高そうに感じてしまいますが、ドレスが好き!人を喜ばせるのが好き!体力に自信がある!という方であれば、大丈夫です。
色々な転職の方法があると思いますが、1つの例として参考にしていただき、ぜひあなたに合ったドレスショップを見つけて、ドレスコーディネーターに転職できることを応援しています。