ドレスコーディネーターとは、新郎新婦様が結婚式当日に着る、ウェディングドレスやタキシードの衣装から、アクセサリーや靴などの小物にいたるまで、お二人の希望を伺いながら、プロの目線でアドバイスを行い、衣装全般をトータルコーディネイトするスペシャリストです。
ドレスコーディネーターは、きれいなドレスに囲まれ優雅に仕事をこなしているイメージですが、じつは頭と体をフル回転させて、新郎新婦様の笑顔のために、日々忙しく仕事に取り組んでいます。
そんなドレスコーディネーターに転職を考えているあなたに、私の経験から、面接の前に確認しておいたほうがよい3つのことをご紹介します。
この記事を読んでおくと、企業選びの参考にもなりますし、入社してからこんなはずではなかった…という後悔をせずに済みます。
ドレスコーディネーターの面接前に確認しておきたい3つのこと
ドレスコーディネーターの面接前に確認しておいたほうがよい3つのことは、
- 残業について
- スタッフの人数について
- 平均勤続年数について
です。
残業について
ドレスコーディネーターの仕事は、結婚式の日取りがすでに決まっているので、結婚式までの期限までにやらなければいけないことも多く、また他のお客様の接客もしながら、挙式の準備も進めなければいけないため、どうしても勤務時間内だけで仕事をこなすことが、難しいことも出てきます。
そうなると、残業も避けられないことも多くあります。
ですので、だいたい残業は月にどれくらいしているのか、残業手当は出るのかは、面接の前に調べておいたほうが安心です。
これは、企業によっては、みなし残業として給与に含まれて支払われるところもあれば、残業手当として支払われるところもあるからです。
面接で残業についての詳しい説明をされないこともあり、入社してからそうだったのか…と気付くことも多いのが現状です。
現に私も、残業手当のことまでは考えておらず、詳しい説明もないまま入社し、あとから残業手当は、みなし残業として給与に含まれていることを知りました。
残業が多い業界なので、ここは予め確認しておいて、きちんと納得したうえで入社することが望ましいと思います。
スタッフの人数について
同じ店舗内で働くスタッフの人数を確認しておくことも重要です。
店舗の大きさにもよりますが、あまりに人数が少ないと、一人一人にかかる負担が大きくなってしまいます。
だいたい、一人のスタッフに対して、同時に4~6組ほどのお客様の担当を持ちますが、1組の結婚式が終わったと思ったら、また新規のお客様が1組入るといった具合に、仕事を続けている限りは、次から次へと担当を持つことになります。
1組のカップルが結婚式にたどり着くまでも、何度も打ち合わせもしますし、いくつもやらなければいけない仕事がありますが、それを何組も同時に、それぞれの準備を進行させていかなければなりません。
これで、スタッフの数が足りないとなると、一人当たりが受け持つ担当の数も、仕事の量も必然的に増えることになります。
人手がたりないことで、教えてくれる先輩の手も回っていないような企業に入ってしまうと、わからないことも教えてもらいずらかったり、丁寧に教えてもらえずミスをしてしまったり、休日も出勤しなくてはならなかったりと、心にも体にも重い負担がかかる事態になりかねません。
少し人数に余裕がある企業に勤めたほうが、無理のないローテーションが組みやすく、心にも体にもあまり負担なく仕事ができると思います。
平均勤続年数について
平均勤続年数を知っておくことは、自分に合った企業選びの参考になります。
ドレスコーディネーターの仕事は、基本土日祝日は休みをとることができません。
土日や祝日に結婚式が開催されることがほとんどですし、ドレスの試着の予約も集中するからです。
また、結構な重さと長さのあるドレスを、お客様に紹介したり、会場に搬入・搬出したりは、かなりの重労働になります。
そんな労働条件の中、長く働き続けられる環境であるのか、ライフスタイルの変化によって柔軟な対応をしてくれる企業なのかは、平均勤続年数が分かればだいたい検討がつくと思います。
平均勤続年数は、面接前に調べておくことをお勧めします。
確認しておきたいことの情報を集める方法
面接前に確認しておきたいことは分かっても、実際どうやって情報を集めればよいのか、悩みますよね。
そこで、私のお勧めの方法は、インターネットの求人情報を活用することです。
- 残業代について調べるには
気になる企業の求人情報を見ると、給与の説明文のところにきちんと記載されているところがほとんどです。
給与の金額に残業代が含まれているのか、いないのか、しっかりここで確認してみて下さい。
- スタッフの人数と平均勤続年数について調べるには
これは、なかなか自分で情報を集めるのは難しいのに、直接面接で聞くのもなんとなく聞きずらいですよね…。
そこで私が考えたのは、スタッフの人数や平均勤続年数は、求人情報にある「採用に関するお問い合わせ」というところで、問い合わせてみるとよいと思います。
その際は、名前やアドレスなどの個人情報も記載しなければいけないので、今後面接するかもしれないことも踏まえて、丁寧な言葉で印象が悪くならないような文面で送ることを心がけて下さい。
まとめ
ドレスコーディネーターの面接前に確認しておきたい3つの事
- 残業について
- スタッフの人数について
- 平均勤続年数について
ご紹介しました。
この情報を集める際は、企業の求人情報を活用しましょう。
ドレスコーディネーターの仕事は、環境次第で長く勤められるかが決まると言っても過言ではありません。
ぜひ、あなたに合ったドレスショップを見つけて、息の長いドレスコーディネーターを目指して下さいね!。