子供が小学校に入ったら、まず入会を考えるのがPTAですよね。
現在では、PTAの加入は任意になっている小学校も多く、PTAに入らないという選択肢もありますが、ほとんどの家庭が入る…という選択をしているのではないでしょうか?
そんな私も、PTAに加入をし、下の子供も1年生に上がるので、そろそろPTAでなにか委員をやらなければ…と思っていた矢先、一本の電話がかかってきました。
「○○小学校のPTA推薦委員のものです~」
「PTAの本部役員の候補に○○さん(私)の名前が挙がっていますが、引き受けて頂けないでしょうか?」
「えーーーーー?!」
このように、一本の電話で、私はPTA本部役員に推薦されていることを告げられました…。
あなたも、PTA本部役員に突然推薦されたら、引き受けるべきか、断るべきか、ほんと迷ってしまいますよね?。
このようにPTA本部役員に推薦され、2年間PTA本部役員を務めた私が、本部役員を引き受けるべきか、断るべきか迷った時に、考えておいたほうがよいと思ったことをご紹介します。
引き受けてしまってからでは、後悔しても遅いんです!。
まず、この記事を読んでよく考えてから、PTA本部役員を引き受けるのか、断るのか、決断するようにして下さいね。
PTA本部役員に推薦されたら考えておくべきこと
本部役員に推薦された時に考えておくべきことは
- やる気はあるのか
- 時間的・精神的余裕はあるか
- 家族の意見
です。
やる気はあるのか
まず、あなた自身にPTAの本部役員をやる気があるのか、ないのか、をよく考えてみて下さい。
やる気がない
あなたに、全くやる気がない!という気持ちであれば、迷うことなく、きっぱりお断りするのが賢明です。
やる気がないのに、曖昧な態度をとっていると、ズルズルと引き込まれ、いつの間にかやることになっていた…なんてことになりかねません。
ここは、最初の時点で、きっぱり、やるつもりがないことを伝えましょう。
それでも、「話だけでも聞いてもらえませんか…」と相手の方が言ってくるかもしれません。
しかし、そもそもやる気がないのであれば、お互いの時間の無駄なので、「申し訳ないのですが、他の方をあたって下さい」とはっきりお断りしましょう。
そのほうが、後々、絶対に後悔しません。
やる気がある
もしあなたが、少しでもやってみようかな?、興味はあるけどできるかな?と考えているのであれば、「もう少し詳しくお話を聞いてみたいです」と言って、後日、現役の本部役員の方と話しをする機会を持ってもらうとよいと思います。
ここで、話を聞いたからと言って、引き受けなければいけないということは全くないので、任期は何年か、仕事内容やどれくらいの活動頻度なのかなど、気になることは、詳しく聞いてみてから、改めて考えてみましょう。
誘う方は、もちろん良いことしか言わない可能性もあるので、メリットだけでなくデメリットもあえて聞いておくことも大切です。
また、現在の本部役員の方の人間関係や雰囲気も、話す中でなんとなく探っておきましょう。
大切なのは、やる気があるからというだけで、軽い気持ちで引き受けてしまわないことです。
この機会に、聞きたい事や、不安なことは、全て聞いておくとよいと思います。
そこで、自分にはできそうか、無理そうか、だいたい判断できるのではないでしょうか。
時間的・精神的余裕はあるか
あなたに、どんなにやる気があっても、時間的余裕や、精神的余裕がないと、正直、本部のPTA活動は難しいと思います。
PTA活動は、その学校によって活動の内容も、負担の大小も全然違うと思いますが、基本はあくまでもボランティア活動の一環ということです。
本業の仕事が忙しい、まだ未就学児がいる、介護している両親がいるなど、時間的にも精神的にも余裕がない人が、断りずらいことを理由に、無理をしてまでやる活動ではないのです。
無理をして引き受けてしまうと、必然的に責任が伴い、仕事並みに時間を取られる場合がありますし、さまざまな考えを持った保護者がいる中で、精神的にもすり減らされる出来事が起こることもあります。
それくらい、PTAという組織は、あなたが思っている以上に大変である可能性が高いことだけは心に置いておいて下さい。
なので、時間的・精神的な余裕があなたにあるのか…は、よく考えてみて下さいね。
家族の意見
PTA本部役員を引き受けるべきか迷った時に、私が最も考えておくべきだと思うことは、家族の意見です。
家族は、PTAの本部役員にあなたがなることについてどう思うのか、もしなったら協力してくれるのかは、相談して、意見を聞いておくことをおすすめします。
本部役員になると、会議や行事の準備などで、子供たちの帰宅時間までに家に帰れない、習い事の送り迎えができない、夕飯の準備が遅くなる…など、家族にも影響してくることがでてきます。
それを理解してくれて、さらに協力してくれるかは、よく聞いておきましょう。
家族の理解がないまま引き受けてしまうと、それこそ、こんなはずじゃなかったと後悔するはめになります。
もし、家族の誰か一人でも反対しているようなら、たとえあなたにやる気があったとしてもお断りしたほうが、私はいいと思います。
家族という組織を守ること以上の価値が、PTA活動にあるとは思えないからです。
そこは、家族の意見をよく聞いて、あなた自身が考え判断してほしいと思います。
私がPTA本部役員を引き受けた訳
私もPTA本部役員の推薦をうけ、引き受けるべきか、断るべきか、とても悩みましたが、私は「引き受ける」という決断をしました。
その訳は、
- まだPTAの委員を何もやっていなかったから
- 時間的・精神的な余裕があったから
- 家族も賛成してくれたから
です。
まだPTAの委員を何もやっていなかったから
うちの小学校のPTAは、子供一人につき1回、何かしらのPTAの委員をやらなければいけない規則になっています。
私は、息子が2人いるため、2回は委員をやらなければいけなかったのですが、まだ1度も委員を経験していませんでした。
本部の任期は2年なので、本部役員をやれば2回分、つまり一気に2人分消化することができることになるので、どうせ委員を2回やらなければいけないのであれば、本部役員になるのもいいかなと思ったのが一番の理由です。
ですので、全くやる気がないというわけでもなく、やってもいいかな…という気持ちはありました。
時間的・精神的余裕があったから
私の仕事は、パートで月に6回ほど3時間だけ働いていたくらいでしたし、下の子もちょうど1年生にあがる年だったこともあり、時間的にも精神的にも余裕がありました。
家族も賛成してくれたから
夫に相談したところ、「やってみたらいいんじゃない。なにかあれば手伝うよ」と前向きなことを言ってくれました。
あまりPTAのことをよくわかっていない子供たちも、「お母さんが学校にいてくれるの嬉しいから、PTAのお仕事やっていいよ」と言ってくれました。
そこで、私は、本部役員の方に話しをする時間をとっていただき、知りたいことはすべて聞いたうえで、引き受ける決心をしました。
まとめ
PTAの本部役員に推薦された時に、後悔しないために考えておくべきこと
- やる気はあるのか
- 時間的・精神的余裕はあるか
- 家族の意見
をご紹介しました。
これを考えておくことで、あなたがどう判断すべきか、答えが見えてくると思います。
この記事を参考に、後悔しない決断をして下さいね。