この記事では、主婦がケーキ屋のパートをやってみた経験談を、次の内容でご紹介しています。
- ケーキ屋でのパートの労働条件
- ケーキ屋の仕事内容
- ケーキ屋のパートに必要な3つの能力
この記事を読めば、ケーキ屋でのパートがどんな仕事で、どんな方に向いているのかがわかります。
ケーキ屋のパートでもやってみようかしら…と考えている主婦の方は、ぜひ参考にしてみて下さい!。
ケーキ屋でのパートの労働条件
私は2人の子供がいますが、下の子が幼稚園にあがったタイミングで、パートで働くことを考えました。
ケーキ屋の仕事と言えば、ケーキや焼き菓子などを作る製造の仕事とケーキ屋や焼き菓子を売る販売の仕事の2種類があると思いますが、私は販売スタッフで応募しました。
労働時間が3時間~だったので、開店時間の10時から13時までを希望しました。
また、土日は、家族の時間にしたかったので、平日のみ。
週2回程度を希望しました。
私が応募したケーキ屋は、家からも近く徒歩圏内で、創業年数も長く喫茶も併設された地元で愛されている老舗のケーキ屋でした。
ここでは、販売スタッフが喫茶の接客もします。
面接に行ったら、人手も足りていなかったようで、希望の労働条件でオッケイを頂き、即採用となりました。
ただ、クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーなどのイベント前は、繫盛期で忙しくなるため、多く出勤してもらうこともあると言われました。
また、時給については、見習い期間は910円で、3ヶ月後から+50円と言われ、それほど高くありませんでしたが、労働条件が私の希望にピッタリだったので、ここで働かせてもらうことにしました。
ケーキ屋の仕事内容
実際にケーキ屋さんで私が行った仕事内容をご紹介します。
ケーキ屋によって、仕事内容は異なりますので、ご参考程度にお読み下さい。
主な仕事内容は、
- ケーキ、焼き菓子などの販売、接客
- 喫茶の接客、提供、片付け
具体的に、ケーキと焼き菓子を注文された時にどんな仕事をするのか、それぞれご紹介します。
ケーキの場合
- お客様に注文をうかがう
- ケーキの種類、数を覚えて箱に詰める
- お持ち帰りの時間をきいて、30分以上の場合は保冷剤をつける
- 箱に合わせた包装紙を使い箱を包む
- リボンをかける
- 賞味期限のシールを貼る
- 袋に入れる
- レジにケーキの種類と数を打ち込み、会計をする
- お客様にお渡しする
というのが一連の流れです。
焼き菓子の場合(詰め合わせを注文された場合)
- 詰め合わせに合わせた箱を組み立てる(あらかじめ組み立ててあるものもあります)
- 詰め合わせの種類のお菓子を箱につめる
- 箱に合わせた包装紙で箱を包む
- リボンをかける
- 賞味期限のシールを貼る
- 袋に入れる
- レジに詰め合わせの種類と数を打ち込み、会計をする
というのが一連の流れです。
ここで、なにか気付かれた方もいるかもしれませんが、ケーキ屋のパートって、かなり頭を使うんです…。
ケーキ屋のパートに必要な3つの能力
私が実際にケーキ屋のパートをしてみて、ケーキ屋のパートで必要だと思った能力は3つあります。
この能力全てに自信がある方は、ケーキ屋のパートに向いていると思います。
また、自信がなくても、仕事をしているうちにかなり鍛えられます。
- 記憶力
- 空間認識能力
- 手先の器用さ
一つずつ解説したいと思います。
記憶力
ケーキ屋のパートをしてみて、一番必要だと思った能力は、記憶力です。
20種類以上売られているケーキの名前を覚え、お客様が注文されたケーキと数を正確に覚えなければいけません。
私が勤めたケーキ屋では、メモすると時間がかかりお客様を待たせてしまうので、10個くらいの注文であれば、頭で覚えるように言われました。
焼き菓子の詰め合わせも、また大変でした。
詰め合わせの値段と焼き菓子の種類、数、並べ方を覚えて、その場ですばやく詰め合わせを作らなければいけなかったので、これは、記憶力が良くないと仕事ができないな…と思いました。
ですので、ケーキ屋のパートをするなら、記憶力に自信があるという方にはおすすめです。
私は、記憶力が悪くて、とても苦労しました…。
しかし、一年頑張れば、かなり鍛えられます。
空間認識能力
私が考えるケーキ屋のパートで必要だと思った能力の2つ目は、空間認識能力です。
まず、空間認識能力とはなにかと言いますと、
物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。
です。
私がなぜ、この能力がケーキ屋の仕事で必要だと思うか、わかりますか?
それは、ケーキの数や形、大きさを素早く正確に把握して、まるでパズルのように、綺麗に見栄えも良く、決まった大きさの箱の中に詰めていかなければいけないからです。
この能力がないと、箱に収まるはずのケーキが収まらなかったり、逆に箱が大きすぎて、スカスカになってしまうことがあるからです。
これは、初めから感覚的にもっている方もいると思いますが、私は箱にケーキを詰めるだけでも一苦労でした。
ケーキ屋でパートをするなら、空間認識能力は必要な能力だなと感じました。
手先の器用さ
ケーキ屋のパートで必要だと思った能力の3つ目は、手先の器用さです。
ケーキ屋でなぜ、手先が器用という能力が必要かというと、繊細で柔らかく、崩れやすいケーキを上手にトングでつかみ、箱の中に入れるには、手先の器用さが必要です。
また、私が働いていたケーキ屋では、ケーキを箱に詰めた後に、綺麗に包装紙で包みリボンをかけます。
素早く、綺麗に包み、形のよい整ったリボンをかけるには、手先が器用だと、さほど難しいことではありませんが、不器用だと本当に苦労します。
なので、手先が器用という能力があると、ケーキ屋の仕事でもとても役に立ちます。
【経験談】主婦がケーキ屋のパートをやってみて・まとめ
ケーキ屋のパートをやってみて感じたことは、記憶力、空間認識能力、手先の器用さに自信のある方は、ケーキ屋の販売の仕事に向いていると思います。
そこに、ケーキや甘いものが好きという気持ちがあれば、最強です。
この3つの能力があれば、どんなに忙しい繫盛期でも、サクサク仕事をこなすことができます。
また3つの能力に自信がない…という方も、初めはうまくいかなくて当たり前なので、大丈夫です。
慣れるまでは、向いていないんじゃないか…、辞めたい…という壁に悩まされることもあるかもしれません。
私も、そうでした。
しかし、仕事をこなしていくうちに、だんだんコツや要領を覚え、3つの能力も知らずに身についていきます。
ケーキ屋のパートでもやってみようかしら…と考えている主婦の方の参考になれば幸いです。