美味しいミルクティーを淹れたいなら絶対にこだわりたい5つのポイントはこれです!
- 【ポイント1】水
- 【ポイント2】ティーポット
- 【ポイント3】茶葉
- 【ポイント4】ミルク
- 【ポイント5】時間
お家で美味しいミルクティーを飲みたいのに、いつもなんだか水っぽくて美味しくない…
そんな方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
この記事では、
- 美味しいミルクティーを淹れるための5つのポイント
- 美味しいミルクティーをティーバックで淹れるには
という内容でご紹介しています。
美味しいミルクティーを淹れるための5つのポイント
冒頭でもお伝えしましたが、
美味しいミルクティーを淹れたいなら絶対にこだわりたい5つのポイントは、
- 水
- ティーポット
- 茶葉
- ミルク
- 時間
です。
それぞれ詳しく解説します。
【美味しいミルクティーこだわりポイント1】水
たかが水で…と思うかもしれませんが、水にこだわるだけでミルクティーのおいしさも変わるというほど、重要な役割を果たします。
その際に意識してこだわっておきたいことは、①空気 ②硬度 ③沸騰 の3つです。
①空気
紅茶本来の香りを出すために、空気が含まれた汲みたての日本の水道水は最適だと言われています。
長時間汲み置きした水や再沸騰させた魔法瓶の湯などは空気が少ないので避け、汲みたての水道水を使いましょう。
水道水は勢いよく水を出して、たっぷりと空気を含ませることが重要です。
②硬度
硬度とは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量を表す数値のことです。
ミネラル含有量の多いものを硬水、少ないものを軟水に区分されています。
日本の水は軟水のため、紅茶の香味をよく引き出すといわれています。
イギリスの水は硬水なので、黒っぽい色になり、渋みや香りは控えめですが、コクは出やすいです。
どんなに高価な紅茶を使っても、適した水を使わなければ充分な香りや味を引き出すことはできません。
ですので、水の硬度によって、それに適した茶葉を選ぶことも大切です。
③沸騰
沸かし方にも、ぜひ空気を充分に含ませることにこだわってみて下さい。
水から強火で沸かし、硬貨大の泡が音を立ててはじけだした、沸騰直後の湯が紅茶を入れるのにベストな状態です。
この状態ですぐに、あらかじめ茶葉をいれておいたティーポットの中に、お湯を勢いよく注ぐと、ティーポットの中でだんだんと茶葉がゆったりとした上下運動(ジャンピング)をはじめます。
このジャンピングが、紅茶の水色、味、香りを引き出します。
【美味しいミルクティーこだわりポイント2】ティーポット
ティーポットは、丸みのあるものを選ぶと、湯の対流運動が起こりやすく、ジャンピングが起こりやすいといわれていますので、こちらもこだわってみて下さい。
また、ティーポットは、湯の温度が下がるのを防ぐためにあらかじめ温めておき、沸騰後のお湯をすぐに入れられるように、湯のそばで作業することをおすすめします。
【美味しいミルクティーこだわりポイント3】茶葉
美味しいミルクティーを淹れるための茶葉は
- ミルクを入れても紅茶の風味が損なわれない
- 色が濃く出る
- 個性が強い味
のものにこだわって選びましょう。
また、c.t.c製法【茶葉をcrush(押しつぶす)・tear(引き裂く)・Curl(丸める)】というやり方で仕上げた茶葉は、短時間で濃い風味が得られるため、ミルクティーに向きます。
●ミルクティーに合う茶葉
- Assam アッサム(インド紅茶)…強い渋みの中にほのかな甘みが感じられる紅茶
- Keemun キーマン(中国紅茶)…スモーキーな味と香りが特徴
- Uva ウバ(セイロン紅茶)…甘い花の香と切れ味の良い爽快な味わい
- Dimbula ディンブラ(セイロン紅茶)…軽い仕上がりなのに、葉の持ち味がきちんと整った仕上がり
- Kenya ケニア(ケニア紅茶) … 渋みが少なくさっぱり爽やかな味
茶葉はいつも同じティースプーン(ティーメジャー)を使って計ってから、ティーポットに入れるようにします。
そうしておくと、お好みの量の茶葉の量が把握しやすく、美味しいミルクティーを毎回楽しむことができるようになります。
【美味しいミルクティーこだわりポイント4】ミルク
紅茶に入れるミルクの条件は2つあります。
- 紅茶本来の風味を消さないこと
- 紅茶の色がきれいなクリームブラウンになること
その点から、基本はお好みですが、一般的に美味しいといわれるミルクティーに入れる、ミルクのこだわりポイントについてまとめてみました。
使用するミルク | 市販の牛乳・特に低温殺菌牛乳がおすすめ |
ミルクの温度 | 常温のものを使用する |
ミルクと紅茶の比率 | ミルク1:紅茶2 |
カップにいれるのは、ミルクが先?紅茶が先? | 英国王立科学協会は、ミルクを先に入れた方が美味だと論文で発表。 |
【美味しいミルクティーこだわりポイント5】時間
美味しいミルクティーを淹れるためには、リーフティー、ティーバックどちらも、蒸らし時間をしっかり正確に計ることは、茶葉のもつ香り、味、色を最大限に引き出すための、重要なこだわりポイントになります。
蒸らし時間は、なんとなく決めずに時間をしっかり計って淹れてみて下さい。
ミルクティーの場合は、ストレートティーよりも1分ほど長く蒸らすとよいです。
いつもより、ゆっくり丁寧に時間をかけてミルクティーを淹れてみて下さい。
それだけで、心も体もリラックスでき、いつもとは違うミルクティーに出会えますよ!
★こちらの記事では、ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いについてご紹介しています!
美味しいミルクティーをティーバックで淹れるには
リーフティーだけでなく、ティーパックだってポイントさえおさえれば、美味しいミルクティーを手軽に楽しむことができます。
ティーパックを使う時のポイントも、基本はリーフティーと一緒で、下記の4つです。
- あらかじめ温めたカップを用意する
- 沸騰したてのお湯を使う
- ソーサーなどで蓋をして必ず蒸らす
- ミルクは常温もしくは、50mlほどのミルクを500wの電子レンジで20秒程度温めておく
このひと手間が、ティーバッグで淹れる紅茶をより美味しくします。
ティーバックでの淹れ方の注意点
ティーバッグで淹れる時の4つの注意点をご紹介します。
- 温めておいたカップにティーバックを入れて、沸騰直後の湯をそそぐ
- ティーバッグを振って無理に味を出そうとしない
- ティーバッグは1袋約2gで1杯分と考える
(ただし濃い目のミルクティーを飲みたいときはティーパック2袋で1杯分にしてもよい) - スプーンなどでティーバッグを押して絞り出さない
この4点を注意して、ティーバッグでも美味しいミルクティーをぜひ淹れてみて下さい。
お家時間を美味しいミルクティーと一緒に楽しもう
美味しいミルクティーを淹れたいなら絶対にこだわりたい5つのポイントは
- 【ポイント1】水
- 【ポイント2】ティーポット
- 【ポイント3】茶葉
- 【ポイント4】ミルク
- 【ポイント5】時間
でした。
この5つのポイントさえ意識してミルクティーを淹れるだけで、お店で出てくるような美味しいミルクティーを、お家で気楽に楽しめるようになります。
また、おもてなしの一杯にも喜んでいただけること間違いなしです。
ぜひ、お試し下さい!