一覧表で一目でわかるミートソースとボロネーゼの違いを3つのポイントから解説

この記事では、ミートソースとボロネーゼの違いを３つのポイントから詳しく解説しています。

各違いについて詳しく知ることができます。本文もぜひ読んでみて下さいね！

「ミートソース」と「ボロネーゼ」の3つの違い

それぞれ詳しく解説します。

違い①　麺の違い

麺の種類は現在あるもので500種類以上あるといわれ、ソースに合わせて麺のサイズや形を変えるそうです。

ミートソースとボロネーゼも、基本使用する麺の種類は違います。

ミートソースはスパゲッティ

ミートソースの麺は日本ではおなじみの、スパゲッティ(Spaghetti)を使用します。

「小さな帯(スリップ)」という名の麺で、さまざまな太さのものがあります。

日本では、太さ1.2㎜以上の棒状または太さ2.5㎜未満の管状のロングパスタを「スパゲッティ」と呼んでいます。

どんなソースや具材にも合わせやすい麺と言われています。

↑日本ではおなじみのスパゲッティ

ボロネーゼはタリアッテレ

ボロネーゼの麺は、本場イタリアではタリアッテレ(Tagliatelle)を使用するのが一般的です。

「小さなリボン」状の麺で、幅が約5ミリ～８ミリくらいのフェットチーネよりもやや幅が広い麺になります。

幅が広いため、ソースが絡みやすい特徴があります。

24時間かけて低温乾燥することで、ソースによく絡む粗い表面ができ、コシのある麺になるそうです。

↑ボロネーゼやカルボナーラなど濃厚なソースによくあうタリアッテレ

違い②　ソースの違い

ミートソースとボロネーゼは材料や作り方、味わいなどソースにも違いがあります。

ミートソースはトマトで煮込む

ミートソースは、野菜やひき肉をトマトで煮込んだソースです。

お肉より刻んだ野菜をたっぷり使い、ひき肉もほぐしながら炒めます。

ケチャップやウスターソース、砂糖などで味付けをするため甘みがあり、子供でも食べやすいソースになります。

ワインは少量もしくは入れず、野菜の旨味が主役のソースといえます。

ボロネーゼはワインで煮込む

ボロネーゼは、野菜やひき肉をワインで煮込んだソースです。

野菜はお肉の半量程度しか使わず、ひき肉は塊のまま表面に焼き色がつくまで、しっかりと焼きます。

味付けはナツメグやローリエ、塩コショウを使い、甘みは加えません。

お肉の旨味が主役で、コクが深く煮込み料理の一品のようなソースといえます。

違い③　発祥地の違い

ミートソースとボロネーゼは発祥地もそれぞれ違います。

ミートソースの発祥地はアメリカ

「ミートソース」は、もともとイタリアで発祥した「ボロネーゼ」がアメリカに渡った際に、アメリカのスタイルに材料や作り方が変化したものです。

それを「ミートソース」と名付けたと言われています。

日本では、戦後アメリカ経由で「ボロネーゼ」が伝わったため、アメリカ式「ボロネーゼ」＝「ミートソース」が日本に広まったということです。

ですので、ミートソース(Meat sauce)はボロネーゼを元にアメリカで発祥したソースで、言語は英語です。

ボロネーゼの発祥地はイタリア

「ボロネーゼ」は、イタリアの北部に位置するエミリア・ロマーニャ州 ボローニャが発祥地と言われています。

ボロネーゼ(Bolognese)はイタリア語で「ボローニャ風の」という意味で、その名の通り発祥地であるボローニャの名前に由来してつけられました。

「ミートソース」と「ボロネーゼ」の違いを楽しもう！

ミートソースとボロネーゼの3つの違いを詳しく解説しました。

ミートソースとボロネーゼの3つの違いを、おわかりいただけたでしょうか？

ミートソースとボロネーゼの違いを知れば、お店で頼む時も、お家で作る時もその違いを意識するようになりますよね。

ぜひ、その違いを楽しんでみて下さいね！